お風呂でリラックス&免疫力アップ
2020年05月20日
入浴で副交感神経を優位に
入浴中は、くつろいでいるときに出る脳波(α波)が出ています。リラックスすると副交感神経が優位になるので、樹状細胞など免疫細胞は活性化します。
また、体が温まれば、血液やリンパ液の循環がよくなり、新陳代謝もよくなります。
もともと樹状細胞は、温かいところで活発に働きます。入浴は、いろいろな意味で免疫系を元気にしてくれるのです。
あまり熱いお湯だとリラックス効果が十分に得られません。また、体の表面だけが温まり、さめるのが早くなってしまいます。40℃以下のぬるめでゆっくりがおすすめです。
体の汚れを落として樹状細胞を活性化
皮膚にはとくに、樹状細胞がたくさんいて、有害な細菌やウイルスなどが体内に侵入しないよう、水際でくい止める役割を果たしています。
皮膚の樹状細胞はそれだけでなく、体内を監視して、ガンや出血など異変を察知すると体内の免疫細胞に対して攻撃司令を送っているのです。
ところが、皮膚に老廃物がたまっていると、樹状細胞は酸化して、本来の機能を果たさないうえ、誤作動まで起こしてしまいます。免疫力をアップさせるためには、入浴は欠かすことはできません。
免疫力をさらに高める入浴法「スーパースパ」
アロマオイルや入浴剤など香りの力を借りると、免疫力をさらに高めることが期待できます。
香りは嗅覚から脳に伝わり、自立神経をつかさどる視床下部に作用します。心地よい香りは自律神経のバランスを整える働きをするので、免疫力アップにつながるのです。
芳香成分は皮膚からも活性化させることもできます。その日の気分や体調に合わせ、好きな香りを選びましょう。
スーパースパ実践方法のまとめ
1:湯船に精油を5~6滴入れる。コンディションに合わせて好きな香りを選んでください。
2:軽く体を洗い、汚れや皮脂をざっと洗い流してください。
3:毛穴が開いて汚れが浮き出てくるまで湯船にゆっくりつかりましょう。
4:全身をよく洗い毛穴の汚れを落としてください。
5:湯船につかってハーブティーを飲みながら体をゆっくり温めてください。リラックス効果を高めるには温かいカモミール、ラベンダー、セージなどがおすすめです。
6:湯船から出たら、肌の乾燥を防ぎ、体をリラックスるさせるために軽くボディローションを塗ってください。軽い使用感のローションがおすすめです。