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「冷え性」の根本的な治療にトライしてみませんか?

免疫を刺激して「冷え」を克服

「冷え性」を病気ととらえ、その根本的な治療を考えるなら、心身の不調素因である「恒常性不活」(からだの基礎機能不全)と「ストレス」(心理的要因)のそれぞれに対するアプローチょを考えてみてはいかがでしょうか。

 

「恒常性不活」とは、からだを無意識のうちに動かしている「自律神経系」「内分泌系」「免疫系」という三つのシステムがヘタっていることを指します。

 

貧血・自律神経失調・低血圧・高血圧などは「自立神経系」の弱りですし、婦人科系疾病・甲状腺機能不全は「内分泌系」の問題、アレルギー・関節リウマチ・膠原病は「免疫系」の不全です。

免疫系は自分でコントロールできる

「自律神経系」「内分泌系」「免疫系」の3つのシステムは相互に深く関連し、支援しあい、影響されあって機能しています。

 

このうち私たちが自立で活性化できる可能性があるのは「免疫系」です。というのは、「免疫系」だけが腸内細菌という外部の力で成り立つシステムだからです。

 

「冷え性」の原因であり結果でもある「恒常性不活」は本来自動的に動いているからだのシステムがうまく回らなくなっているわけですね。

 

これは単一の原因ではなく、様々なファクターの複合的なトラブルの結果ですから、そう簡単に「はいっ、治りました!」とはなりません。

腸管免疫を刺激して冷え症改善

しかし、免疫系ではその働きの中心となる大腸の腸内環境において、免疫細胞と腸内常在菌の対話があり、様々な司令を行いながら動いています。この対話を腸内常在菌を刺激して活性化させるのが、「免疫刺激」というアプローチです。「免疫刺激」は食事を通じて可能になります。

 

食事で腸内環境を整え、腸内常在菌の活動を増やすことができます。食物繊維を多めに取り、たくさんの種類の発酵食品を必ず摂取することで、簡単にそれができるのです。それは「免疫刺激」というアプローチのとても優れたところです。