食べすぎ・肥満は免疫力低下の原因
2020年04月20日
肥満を改善して免疫力アップ
24時間営業のコンビニやレストランがあり、いつでも食べたいときに手軽に食べられる便利な世の中ですが、欲望のままに食べていると自立神経の不調や肥満の原因にもなります。
厚生労働省の「平成22年国民健康・栄養調査報告」によると、成人男性の30.4%、女性の21.1%が肥満者となっています。
男性は30代から肥満が増え、40~50代では35%以上が肥満です。女性も30代から徐々に肥満が増えます。
肥満は脂肪肝、糖尿病、高血圧、脂質異常症などと大きな関連があります。
こういった生活習慣病があると、免疫系は十分に機能することができなくなりますので注意が必要です。
肥満を改善し、生活習慣病のリスクを減らし、免疫力が低下しないようにしてください。
適正体重を知り無理なく減量する
肥満とは体格指数(BMI)が25以上の場合をいい、これを超える人は減量が必要になります。
BMI指数が25に達しなくても、少し減量するだけでも血糖値や血圧が下がることがわかっています。
BMIから標準体重を算出してみて、オーバーしている人は月1~2kgを目安にゆっくり減量していきましょう。
体重を標準体重に近づけると、生活習慣病のリスクが減り、結果的に免疫力をアップさせることにつながります。
※BMIとは、ボディ・マス・インデックス(Body Mass Index) の略で、身長と体重の関係から算出する体格指数です。計算式は世界共通ですが、肥満の判定基準は国より異なります。日本肥満学会では、BMI22を標準体重、25以上を肥満としています。18.5未満を低体重としています。
肥満度と標準体重をチェックしよう
BMI指数を求める公式は、体重(kg)÷(身長(m)× 身長(m))ですので、身長160cm、体重55kgの女性ですとBMIは21.5となりますので普通体重となります。
一口30回以上よく噛んでゆっくり食べる
食べすぎを防ぐには、ゆっくり食べることも大切です。
かきこむように早食いすると、満腹を感じる前に食べすぎてしまいます。
一回の食事には15分以上かけ、一口30回を目安によく噛んで食べましょう。
テレビを見ながら食べることも、食べすぎに直結します。
口さびしいからとダラダラ食べるのも禁物。
食事に集中することを心がけてください。
気をつけよう!食べすぎになる6つの食べ方
✔早食い・・・満腹感が脳に伝わるには食べ始めから約15分以上かかりますので、短時間で食べる食事は食べすぎのもとになります。
✔まとめ食い・・・長時間空腹のあとに食べる食事は、必要以上に食べてしまいがちになる傾向があります。まとめ食いは、血糖値の上昇を招く危険な食べ方です。
✔ながら食い・・・少ししか食べていないつもりでも、いつの間にか食べすぎになりがちになります。テレビを消して食事に集中しましょう。
✔ストレス食い・・・ストレスやイライラはドカ食いや甘いものの食べすぎ、お酒の飲みすぎにつながりがちになります。食べたく鳴ったら深呼吸をしてみましょう。
✔無意識食い・・・ただ目についたから、差し出されたからと、無意識に口にしてはいけません。スーパーでの試食などは断りましょう。
✔気遣い食い・・・人の好意や心遣い、食べ物を大切にする気持ちがアダになることもあります。いただきもののお菓子などは上手に断りましょう。