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老化は腸から始まる

若々しさのカギは腸

老化した腸

あなたの体のうち、真っ先に老化の兆候が現れる部位はどこか、ご存知でしょうか?

 

答えは、腸と腎臓です。

 
 

元気で長生きできる体を築くには、腸の働きが重要です。

 

ところが困ったことに、その腸から老化が始まってしまうのです。

休めない腸は早く老化してしまう

私たちにとって、食べて排泄することは、生まれてから死ぬまで続けられる命の根幹です。

 

その働きを一手に担う腸と腎臓は、1日も休む間もなく働いています。

 

使い方が激しいものから老朽化するのは、自然界の常。

 

腸と腎臓が人体の中で最も早く老化していくのは、自然の成り行きともいえるでしょう。

腸は最も負担の大きい臓器

生命を維持するために腸と腎臓へかかる負担は、臓器に配分される血液量を見れば一目瞭然です。

 

心臓は1分間に約5リットルの血液を送り出していますが、その行き先の第1位は胃腸で30%、第2位は腎臓で20%、第3位は脳と骨格筋でそれぞれ15%です。

老いを感じたら腸も老化している

みなさんは、自分の体は脳を中心に動いていると感じているかもしれません。

 

しかし、私たちの生命のために、日々過酷な労働を強いられているのは、腸なのです。

 

老いやすい腸をそのまま放置していては、腸の老化はどんどん進むばかりです。

 

加齢とともに老いを実感している人は、腸が加速度的に老化していることでしょう。

 

元気で長生きする体を築くには、若々しい腸が必要なのですから、腸を若返らせなければいけません。

腸内フローラが整っている人は若々しい

腸を若々しく保つのに必要な条件は、第一に善玉菌が優勢になるような腸内環境です。

 

腸には3万種類、1000兆個もの多種多様な腸内細菌が集合体をつくって生息しています。その集合体が重なりあって広がる様は、まるでお花畑のように美しいのです。

 

その美しさから、腸内細菌の集合体は「腸内フローラ」と呼ばれています。

 

腸内フローラは、善玉菌が優勢になり、最大勢力の日和見菌がよい働きをし、悪玉菌が増殖も悪さもできない環境にあるとき、最も美しい状態が作り出されます。

 

このときこそ、腸は若返りの方向に向かうのです。

 

腸内フローラを美しく花開かせるために必要なことは、食物繊維をしっかり摂ることです。

 

腸内フローラが美しい人はいつまでも若々しいです。