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乳酸菌食品を選ぶ重要ポイント

トクホマークがついたヨーグルトが確実

特定保健用食品の飲むヨーグルト

日本で乳酸菌を摂取できる食品として、すぐに思い浮かぶのはヨーグルトでしょう。

 

乳酸菌飲料も含めると数千種類の商品がスーパーやコンビニなどで販売されていて、どの乳酸菌商品を選んだらよいか迷ってしまうことでしょう。

 

まず、乳酸菌食品を選ぶポイントとして目安となるのは、厚生労働省がその効果や安全性を認めた「トクホ」の表示がある特定保険用食品です。

 

これに指定されているヨーグルトの乳酸菌は、いきたまま腸に届くことが科学的に証明され、消費者庁によって許可されています。

 

トクホマークのある商品は、お腹の調子を整える食品として認められているので、これを選べば間違いないでしょう。

自分の目的に合った乳酸菌商品を見つける

乳酸菌にはさまざまな種類があり、その種類を”菌種”といいますが、さらに菌種を構成する細菌を”菌株”といいます。

 

乳酸菌やビフィズス菌が持つ有用な機能は菌株レベルで働きが異なり、私たちの体にもたらす効果がそれぞれ異なります。

 

例えば、ダイエット効果のある菌、コレステロール値低下効果のある菌、花粉症軽減効果のある菌などが知られています。

 

ヨーグルトのパッケージの多くには、どの菌株が使われているかが明記されていますので、自分の目的に合わせて選ぶと、満足のいく結果が得られるかもしれませんね。

乳酸菌発酵食品は塩分の摂りすぎに注意

ヨーグルトなどの乳酸菌商品のほかに、乳酸菌を含む食品としては、和食に欠かすことができない味噌やしょうゆ、漬け物、キムチ、チーズなどの発酵食品などです。

 

これらは乳酸菌の働きによって風味が良くなり、体を元気にする効果も大きいので、たくさん食べたくなります。

 

しかし、多くの塩を使ってつくられているため、大量に食べると塩分の摂りすぎになる可能性があるので注意が必要です。

 

まずはバランスの良い食事を心がけ、そのうえで乳酸菌を含む食品を上手に摂ることが大切です。

 

また、塩分を気にする人のために減塩した製品や大量に生産された製品のなかには、実際には乳酸菌で発酵せず、化学調味料や添加物を加えてつくられたものがありますので、購入する際はよく確認しましょう。