ビフィズス菌 BY株とは
2020年09月23日
別名 | B・ブレ-べ・ヤクルト株 |
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学名 | Bifidobacterium breve strain Yakult |
分類 | アクチノバクテリア門 |
形状 | 桿菌 |
ビフィズス菌 BY株の特徴
ビフィズス菌 BY株は、乳酸菌 シロタ株と同じく、ヤクルトが発見し、独自に保有する菌です。
乳酸菌 シロタ株が小腸で働くのに対し、ビフィズス菌 BY株は主に大腸で働きます。
培養条件によって枝状に分岐する特徴があり、このビフィズス菌 BY株は、とくに細かく短い枝分かれ形態をしていることから「短い」を意味する「ブレーべ」が名前につけられました。
ビフィズス菌 BY株は、乳幼児の大腸内に多く生息しています。
ビフィズス菌 BY株の特徴を一言でいうと、「整腸作用が強く、肌荒れも改善する菌」。
ビフィズス菌 BY株の効果効能
ビフィズス菌 BY株は、悪玉菌がつくる有害物質を吸着して減らし、潰瘍性大腸炎の症状を緩和します。
肌に悪影響を及ぼす腐敗物質のフェノール類も減らし、肌荒れも防いでくれます。
株式会社ヤクルトでは、腸内環境改善のために、小腸で働く乳酸菌 シロタ株と、大腸で働くビフィズス菌 BY株の摂取を勧めています。
乳幼児は手術前後の時期に高い頻度で菌血症を発症しますが、近年のヤクルトの研究では、ビフィズス菌 BY株を摂取すると血液からの細菌の検出が著しく抑えられ、術後の感染症予防に有効であると報告されています。