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食品添加物は腸内環境を荒らす

腐らない加工食品は腸内細菌には毒

腸の年齢は、食べるもので決まります。

 

40歳以上で離婚した男性は、そうでない男性に比べて寿命が10歳も短くなるという報告があります。離婚して食事が変わることによって腸の老化が進み、寿命を縮めてしまうのでしょうか。

 

40代でバツイチの男性で、多忙な生活を支えてくれる女性もいなければ、食事はインスタント食品や電子レンジでチンするお弁当ばかりになってしまうのも仕方のないことかもしれません。

 

しかし、インスタント食品やレトルト食品、コンビニ弁当など、長期間あるいは長時間、腐りもカビもしないような食品は、日常的に食べるべきではありません。手軽に食べられる食事は、命を縮めます。なぜなら、こうした食品には、保存料や防腐剤などの食品添加物が大量に含まれるからです。

 

インスタント食品やレトルト食品、コンビニ弁当の多くは、長時間腐敗も劣化もぜず、見た目おいしそうで、味も均一に保たれています。食品中で細菌が繁殖するのを防ぐため、許容されているギリギリの量まで保存料や防腐剤などの添加物が投入されているからです。

腸内環境を乱す保存料・防腐剤

保存料や防腐剤は、好きな時に好きなものを食べられる、という食の便利さを実現しました。こうした化学物質は、食品中の最近の繁殖を防ぎ、腐敗や劣化を起こさせません。

 

しかし、腸にいる細菌たちの働きも、同じように阻害してしまいます。毎日、保存料や防腐剤にまみれた食品を摂っていれば、そのぶん、腸内細菌へ与える影響は深刻化していきます。

 

保存料の中で最もポピュラーなソルビン酸を使った実験報告があります。食品を腐敗させる細菌を寒天に入れ、そこにソルビン酸を0.3%だけ添加した培養液を加えると、細菌はまったく増殖できなかったのです。これと同じ現象が、腸内でも起こるだろうと予測できるのです。

 

人間の老化は、腸から始まります。腸の若々しさは、腸内細菌が築いています。腸内細菌にダメージを与え、腸を老けさせる食べ物は、できるだけ食べないほうがよいということです。