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鍋大国日本の鍋料理 その6

おでん

おでんは煮物料理でもあり、鍋料理にも分類されます。

 

かつお節とコンブでとった出汁に味をつけ、さつまあげ・はんぺん・焼きちくわ・つみれ・蒟蒻(こんにゃく)・大根・芋・がんもどき・ちくわ・すじ・ゆで卵、その他いろいろな種を入れて長時間とろ火で煮込みます。

 

おでんの発祥は室町時代で、種を串刺しにして焼く「焼き田楽」、種を茹でた「煮込み田楽」が、江戸時代になって「煮込み田楽」を「おでん」というようになりました。

 

練り物をメインにした現代のおでんは、料理としてかなりの進化系といえます。そして、家庭でも簡単に調理ができ、地域や店により種やつゆの違いも大きく、子供が買うような駄菓子屋から、屋台、専門店、コンビニエンスストア、本格的な日本料理店のメニューいまで広く扱われています。

 

他の地域へ旅行に出かけ、地元のおでん屋さんに入れば、意外なおでん種とつゆの味に出会う驚きが楽しみになることうけあいです。