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鍋大国日本の鍋料理 その3

あんこう鍋

あんこう鍋は、西のフグ、東のアンコウと並び賞賛され、骨以外は食べられないところがない高級魚の鍋料理です。とくに、あん肝は海のフォアグラと称され、江戸時代から珍味として珍重され、水戸黄門様も御用達だったそうです。

 

栄養成分も豊かで、あん肝は脂質が約40%もあり、高カロリーで皮やヒレにはコラーゲンが多く含まれ、ビタミンCの多い野菜と一緒に食べる鍋は美容によいとされています。

 

以下に、栄養成分をざっとあげてみました。

 

タンパク質・コラーゲン・・・肉屋骨や血管などの生成にかかわる

亜鉛・銅・・・糖代謝、成長促進、生体内酵素に必須のミネラル

ビタミンA・・・免疫機能、皮膚や眼病予防

ビタミンD・・・カルシウムの吸収や骨の構築、ガン予防、貧血や高血圧、皮膚障害や風邪予防

ビタミンE・・・過酸化脂質や活性酸素の抑制、血中コレステロール値を下げる作用

 

あんこう鍋は、まさに、元気がでそうな鍋の大々横綱ですね。