鍋大国日本の鍋料理 その3
2020年11月03日
あんこう鍋
あんこう鍋は、西のフグ、東のアンコウと並び賞賛され、骨以外は食べられないところがない高級魚の鍋料理です。とくに、あん肝は海のフォアグラと称され、江戸時代から珍味として珍重され、水戸黄門様も御用達だったそうです。
栄養成分も豊かで、あん肝は脂質が約40%もあり、高カロリーで皮やヒレにはコラーゲンが多く含まれ、ビタミンCの多い野菜と一緒に食べる鍋は美容によいとされています。
以下に、栄養成分をざっとあげてみました。
タンパク質・コラーゲン・・・肉屋骨や血管などの生成にかかわる
亜鉛・銅・・・糖代謝、成長促進、生体内酵素に必須のミネラル
ビタミンA・・・免疫機能、皮膚や眼病予防
ビタミンD・・・カルシウムの吸収や骨の構築、ガン予防、貧血や高血圧、皮膚障害や風邪予防
ビタミンE・・・過酸化脂質や活性酸素の抑制、血中コレステロール値を下げる作用
あんこう鍋は、まさに、元気がでそうな鍋の大々横綱ですね。