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コロナウィルスに負けない「からだ」とは?

コロナウイルスを退治する自然免疫

朝夕の通勤電車が随分と空いてきました。時差出勤や在宅勤務など、新型コロナウィルスの蔓延防止に、多くの企業や団体が行動を起こしているようですね。

 

通勤特に朝の通勤ラッシュに毎朝苦しめられている身としては、できればコロナ禍が去っても、このような勤務形態がそのまま継続したらうれしいな、と少しだけ思ってしまいました。

 

ところで、私自身は今回の新型コロナウィルスの流行状況について、全く不安を感じていないのです。それはたとえ身体に新型コロナが入り込んでも、自然免疫が食い止めてくれるだろうという身体への信頼があるからです。

 

コロナウィルス自体、子どものほうが(保菌しても)発症しにくい、という統計が示す通り、それほど強力な増殖力があるわけではありません。そもそも潜伏期間が長いという特色は、侵入したからだで自然免疫との局地戦で、一気に免疫細胞をせん滅するだけの力がないということでしょう。

 

だから自然免疫の力がある程度あれば、まあなんとかなるよな、という楽観的な気分が私の中にはあるのです。そして自然免疫の最大の妨害者は「ストレス」「長期の不安」ですから、この楽観的気分には、免疫を弱めない効用もあると思うのです。

自然免疫とは体のガードマン

自然免疫は、私の趣味の山登りに例えれば、道に迷ったときの1枚の予備のタイツのようなものです。私は自称山登りのベテランなのですが、頻繁に道迷いを起こします。

 

不慣れな山域で、エスケープルートがないコースで、登山道から外れ、しかも霧で視界がない、というようなケースでは、喉元に上がってくる恐怖で押しつぶされそうになります。

 

そんな時不安感を鎮めるのに、これまで一番役に立ったのは一枚の予備タイツでした。この一枚を重ね履きするだけで、下半身が少し暖かくなり、気持ちが軽くなりました。

 

もちろん身体を温める飲み物なども有効ですが、もしこれから野宿して夜を過ごさなければならない時などのために、飲食物やガスなどはできるだけ消費したくありません。だからその時はタイツを重ね着したのですが、これは有効でした。

 

下半身から落ち着いてくると、頭の中でこれまで歩いてきた道を順を追ってトレースし、見たもの、気づいた曲がり方、ちょっと下った個所などを思い出すことができました。

 

そして自分が今いるところを地図上で想定でき、後ろへどのくらい戻って何を確認すればよいか見通しができたのです。無駄に動く時間を止めて、ゆっくり考える時間稼ぎをしてくれる1枚の予備タイツ。

 

自然免疫は、からだ中でパトロールしているガードマンのようなものです。初期の侵入者を発見・その場で撃退します。コロナウィルスならこれだけでもかなり有効な防御策です。

 

侵入者の数が多かったり、増殖スピードが速い菌の場合でも、水際で防戦し、免疫細胞が前線に集まるまでの時間を稼いでくれます。日頃から大切に気づかっていると、自然免疫はいざという時にちゃんと仕事してくれますよ。