免疫力は生まれながら持っている健康維持機能
2020年03月03日
健康にとって最も大切な免役
私は健康そのものです!そんなふうにきっぱり宣言できるほど、自分の健康に自身を持っている人は、それほど多くはないと思います。
では、健康にとって最も大切なものは何でしょうか?そう聞かれたら、医療の最先端に身を置く研究者、特にガン治療に携わる人であれば「免疫力」と答えるはずです。
病気予防に気を使いながら、健康を維持するために運動をしたりしているにもかかわらず、なぜ、人は病気になってしまうのでしょうか?
その理由は簡単です。
免疫力を「あなどって」いるからです。
ほとんどの人が免疫力という「身体の基本」を、ふだんの生活で意識していないのではないでしょうか。
免疫力なくして健康な身体はありえない
私たちの身体には、生まれながらに健康を維持するための機能が備わっています。
それが「免疫」です。
免疫がしっかり機能しないと、私たちは健康に生きていけません。
免疫は体内に侵入してくるウイルスや細菌など、さまざまな「外敵」から私たちを守る働きをしています。
このウイルスや細菌の侵入を許すことで、私たちは風邪を引き、病気になります。
「風邪は万病のもと」とは昔から言われていることですが、これは「風邪」が万病を引き起こす恐ろしいもの、という意味だけではなく、風邪を引くほど免疫力が低下しているということは、もっと恐ろしい病気にもかかりやすくなっている、というい意味でもあります。
病気になったあとも、免疫力が低ければ外敵をなかなか排除できず、回復に時間がかかります。
免疫力とは身体が本来持っている、病気にならないための「予防する力」であり、身体が病気になったときに健康を取り戻す「回復する力」でもあるのです。
加齢とともに低下する免疫力
そんな免疫力ですが、残念ながらその力はずっと一定ではありません。
年齢を重ねるごとに、少しずつですが免疫力は弱くなってきます。
しかし一方で、免疫力が優れているところは、免疫力を上げようと思ったら簡単に上げることができる、という点でもあります。
免疫力は、放っておくと次第に低下しますが、高めようと思ったら何歳からでも高めることができるので、いつ始めたとしても遅いといういことはありません。
この生まれながらに健康を維持するための機能「免疫」の重要性を知ることなく、意識せずに過ごした人が健康を損ない、頑張っているのになぜか効果がなく、やがて病気になる人だと言えるのです。
免疫力は活性化できる
免疫が健康にとって最も重要な要素であるとはいえ、知らなくて当たり前のことです。
なぜなら、私たちは免疫力の大切さについて学ぶ機会もなければ、どれほど大切が教わる機会もないからです。
体調が悪く病院に行ったとしても、症状に対して治療する「対症療法」が施されるばかりで、免疫力を高めるための方法やトレーニング法を学ぶことはありません。
だから私たちは免疫の重要性を意識せず、軽視してしまうのです。
もうひとつ、免疫を「あなどっと」しまう理由があります。
それは、免疫力について、これまでの研究ではどのように健康に影響を与えているのか、正確なメカニズムがわかっていなかったという点があります。
しかし近年のバイオテクノロジーの躍進と開発により、免疫機能の仕組みが徐々に解明されつつあります。
スポーツでも基礎体力がないとハイレベルなパフォーマンスは期待できません。
健康もそれと同じで、免疫という基本を大切にしない限り、決して高いレベルで健康になることはありません。
しかし、ひとたび免疫の大切さに気づき、免疫力を活性化する生活習慣に変えることができれば、身体はみるみる強くなっていきます。
「健康」は、「健康な身体」なくして得ることはできません。
「健康な身体」は、「免疫力」なくしてありえません。
健康へとつながる、最も確実な道をしっかりと歩んでください。
それこそが長く太く生きていく最大の秘訣です。