M-16V株とは
2021年07月06日
別名 | ビフィズス菌M-16V |
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学名 | Bifidobacterium breve M-16V |
分類 | アクチノバクテリア門 |
形状 | 桿菌 |
M-16V株の特徴
M-16V株は、森永乳業株式会社が1963年に発見した、赤ちゃんの腸内に多く棲むビフィズス菌です。
低出生体重児は、腸管などの消化吸収機能が未発達で感染症にかかりやすく、腸内も悪玉菌が多い状態ですが、この菌を出生体重が1500グラム未満の子に投与すると、感染症の発生率抑制が見られました。
また、アトピー性皮膚炎の症状が緩和されるなど、抗アレルギー作用も期待できます。
M-16V株の特徴を一言でいうと、「赤ちゃんを健康にして発育を促す菌」。
M-16V株の役割
健康な赤ちゃんの腸内は、生後まもなくビフィズス菌で占められるようになります。
しかし、低出生体重児は、腸内細菌の定着が遅れがちになります。
そこで、M-16V株菌を投与すると、未熟な腸の機能発達を促し、栄養の吸収を高めたり、免疫機能の発達を助けることで、感染症から守り、赤ちゃんの正常な発育を高めます。
M-16V株の、胃腸の粘膜層の保護、葉酸の産生能力などが関係していると推測されます。