たもぎ茸とは

たもぎ茸

 

たもぎ茸は、北海道では一般的なキノコですが、本州以南での野生の発生量が少ない理由は、たもぎ茸がはえる楡(ニレ)の木の分布に理由があります。

たもぎ茸はシメジと同じヒラタケ科のキノコで、主に楡の樹木に生える食用キノコです。

寄生する樹木が楡のような北方系なので、北海道に多くはえ、本州以南では発生量がすくなくなります。

たもぎ茸の味

たもぎ茸は、鮮やかな黄金色の傘が特徴で、北海道では普通のスーパーでも販売されている人気キノコです。

たもぎ茸の食味はシメジやヒラタケを濃くした感じで、鍋や味噌汁などの汁物などに入れるとダシがよく出て、炒めものの具材としても使われます。炊き込みご飯の具材として使うと、うまみが出ておいしく炊きあがります。

たもぎ茸の効果・効能

近年、たもぎ茸が大変注目されている理由は、その機能性の高さです。

たもぎ茸に含まれる栄養成分とその働きを簡単にまとめてみました。

 

β-グルカン

キノコ類に多く含まれている増粘多糖体のβ-グルカンは、以前から免疫系を活性化する力があることで知られていました。アガリクス、メシマコブ、サルノコシカケ(霊芝)などがその機能性を謳って販売されてきました。たもぎ茸が注目されたのは、このβ-グルカンの含有量が平均的なアガリクスの約2.5倍であることです。

絶対量は100g中で26.9gに達します。これだけのβ-グルカンの含有量を持つ天然資源は現時点ではたもぎ茸以外には見当たりませんので、タモギ茸は最強の食材です。

エルゴチオネイン

もう一つ、特に最近注目度が高い成分がエルゴチオネインというアミノ酸です。エルゴチオネインは様々な動物の内蔵器で活性酸素を除去し、細胞の酸化破壊を抑える働きをするもので、体内合成できないことから、食物として摂取することが必要なものの一つです。ビタミンEの約7000倍という強い抗酸化力を持つことから美容成分としても注目されています。たもぎ茸はこのエルゴチオネインの含有量も一般の食用キノコ(シイタケ、シメジ、マイタケなど)の平均の約7倍という多さです。

 

血圧降下作用

たもぎ茸については、いくつかの大学研究機関が血圧降下作用に関する試験を続けています。高血圧症の大部分を占める本能性高血圧症では、血液量が減少すると血液中のアンジオテンシノーゲンが、アンジオテンシンⅠからアンジオテンシンⅡと変換され、アンジオテンシンⅡが欠陥の収縮作用を起こします。この変換を媒介する酵素の働きを阻害し、血圧が上がらないようにする物質がたもぎ茸には含まれているようです。

腸内環境改善作用

たもぎ茸に含まれるキシロースは、善玉菌の働きを活性化し、腸内環境改善をサポートしてくれます。

女性に多い便秘の改善に役立ちます。

たもぎ茸には米ぬかの60倍ものキシロースが含まれています。

 

皮膚改善作用

たもぎ茸には皮膚の保湿・炎症鎮静効果があるということで、現在複数の化粧品メーカーが実用化を進めているようです。ニキビやアトピー性皮膚炎など、薬用効果のある化粧品の新素材として大きな期待が寄せられています。

 

黄金のスーパーキノコ「たもぎ茸」の生産者

「梅・たもぎ茸バランスアルファ」のために、黄金のスーパーキノコ「たもぎ茸」を提供してくださっているのは、山形県鮭川村の井上さんです。

井上さんのお父様は今から約60年前に山形で最初にナメコのハウス栽培を始めたパイオニアです。

たもぎ茸の栽培は約10年ほど前から始めたのですが、栽培が難しく、大量生産ができずませんでした。

加えて、北海道以外でのたもぎ茸の知名度は低く、食用としての消費量は伸びませんでした。

4、5年前からたもぎ茸はその健康増進の様々な機能性が注目されるようになると、井上さんは、機能性健康食品や化粧品の素材として、たもぎ茸を生産・乾燥・加工することを目的に大量生産のし行為錯誤を始めたのです。

そしてようやく、安定した品質のたもぎ茸を大量に生産・加工できるノウハウを確立されました。

 

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