七十二候の昼餉
新ショウガの甘酢漬け
所要時間:15分
- 材料
- 新ショウガ(600g)
酢(カップ2)
砂糖(大さじ9)
塩(小さじ1)
この侯について
第二十八候(夏至初候)6月21日~6月26日
乃東枯(なつかれくさ かれる)
旬の食材:新ショウガ
「乃東」とは「うつぼ草(和名)」のこと、冬至に芽吹き夏至の頃に枯れるため“夏枯れ草”と呼ばれていました。“その花穂は生薬として、昔から洋の東西を問わず役立ってきました”(「日本の七十二候を楽しむ」東邦出版)。血圧降下剤等に利用されたそうです。
ヒラキのコメント
2019年に公開された『ミッドサマー』というホラー映画を観てきました。怖い!白夜の北欧スウェーデン北部で続く「夏至の祭り」で起こる異様な出来事の数々、そして・・・。白夜で雨も降らず、一日中抜けるような青空の下、深い緑に囲まれて、短い夏を慈しみ収穫の日を祝う「夏至祭」。その共同体に集う人々はみな真っ白な装束で、微笑みをたたえています。そういう明るく美しい舞台設定の真っただ中で、その明るい笑顔のまま惨劇が起こっていくのです。監督のアリ・アスターは今世界中で注目される“怖い映像”の作り手です。
毎年新ショウガを甘酢につけます。お寿司のガリだけでなく、カレーの付け合わせや和風サラダにも使えるのでたくさん作っておくと重宝します。夏は疲れを取るのに一役買ってくれます。新ショウガはできるだけ新鮮なものを使います。少し時間が経つと、えぐみや辛味が増してしまいます。その時は風味は落ちるけど最初に少し長い時間お湯に漬けてえぐみ取りをします。
作り方
<新ショウガの甘酢漬け>
- 新ショウガはよく洗って土を落とし、スライスしやすい大きさに折っておく
- 調味料は合わせてゆっくり混ぜて溶かして合わせる
- お湯を煮立たせ、新しょうがを30秒ほどくぐらせて水を切り、熱いまま合わせ調味料に入れる
- 全体を混ぜ合わせて広口保存ビンに入れる