七十二候の昼餉
せりを主菜にした秋田の郷土鍋料理「きりたんぽ鍋」
所要時間:30分
- 材料
- せり
ごぼう
ニンジン
ダイコン
長ネギ
マイタケ
シメジ
タケノコ水煮
木綿豆腐
葛切り
骨付き鶏もも肉
鶏つみれ
市販キリタンポ
*調味料*
出汁、醤油、みりん、酒、塩
(詳しい分量をお知りになりたい方は、弊社までお問い合わせください。)
この侯の名前
第六十七候(小寒初候)1月6日~1月10日
芹乃栄(せりすなわちさかう)
旬の食材:せり
芹は北半球一体の水辺に群生する多年草湿地性植物です。
“若葉の成長が競り合うように背丈を伸ばして見える(wikipedia)”ことから「競り(セリ)」と呼ばれるようになったと言われているそうです。
青物の少ない時期の貴重な野菜として、栽培されるようになり、 春の七草のひとつでもあります。
候名は雪のモノトーンの中に青々と息づくせりの生命力を感じさせてくれます。
ヒラキのコメント
ご飯をつぶして粘り気を出し、細い木の棒に塗り固めて、焙って焼き目を入れた「きりたんぽ」。これをお餅代わりに鍋の具にした秋田の郷土料理です。今は定番鍋になって市販のキリタンポが手に入りやすくなりました。出汁は鶏ガラとコンブの合わせ出汁に、鶏肉の旨味とごぼうのコクが溶け出しています。せりの緑ときりたんぽの白の対比が美しい、見て良し味わって美味しい大好きな鍋です。
<作り方>
下準備(材料揃え)
- ごぼうはささがきし、酢水に漬けてアクを抜く
- ニンジン・ダイコンは薄切りにして半分に切り、熱湯に入れて1分ほど茹でて、水に取る
- 鶏ひき肉に塩(小さじ1)、ねぎのみじん切り、片栗粉(小さじ2)を入れ、手でかき混ぜて一口大のつみれ団子にする
- 葛切りは5分ほど茹でて、水にとり粗熱をとって水に漬けておく
- その他の食材は、食べやすい大きさに切っておく
煮汁を作る
- 鍋に分量の水(カップ5)とコンブ(10cm)を入れ、1時間ほど置く
- 加熱して沸騰直前にコンブを引き上げる
- 鶏ガラスープの素(大さじ2)、すべての調味料を加える
具材を煮込む
- ごぼう・ニンジン・ダイコン・たけのこ水煮、鶏もも肉、鶏つみれを加え、5分ほど煮る
- 豆腐、葛切り、きりたんぽ、きのこ類、長ネギを加える
- 再度沸騰したら、せりを加えて蓋をして火を止める