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七十二候の昼餉

旬のごぼうを使って二種類の料理

旬のごぼうを使って二種類の料理

ごぼう

所要時間:各、約30分

材料
<ごぼうと牛肉のしぐれ煮>
ごぼう(150g)
牛こま肉(200g)
しょうが(薄切り3枚)
山椒の実の佃煮(大さじ1)
*調味料*
砂糖(大さじ1)酒(大さじ1)醤油(大さじ1/2)

<叩きごぼうのゴマ酢醤油漬け>
ごぼう(150g)
*調味料*
昆布出汁(カップ1/2)醤油(大さじ1)
黒すりごま(大さじ1)砂糖(大さじ1/2)
酢(大さじ1)ごま油(小さじ1)

この侯について

第四十四候(白露次候)9月12日~9月16日

鶺鴒鳴(せきれい なく)

旬の食材:ごぼう

 

日本では鶺鴒(セキレイ)は、ハクセキレイ、キセキレイ、セグロセキレイの三種が一般的な留鳥として一年中水辺のあるところで暮らしています。セキレイは雄雌のつがいの仲が良い姿をよく目にするので、古来より恋の鳥と言われ、日本書紀ではイザナギイザナミの二神に交わり方を教えた、という神話が載っています。特に秋の鳥、というわけではないのですが、この時期に巣立ちを終えた若鳥が、しきりに声をあげるところから、候名になったのかもしれません。

ヒラキのコメント

ヒラキが通勤で通る西武池袋線東久留米駅のロータリーには、ハクセキレイが集団で夜を過ごす木があります。毎日夕暮れ時になると、それまでバラバラに川辺でエサ取りをしていた何百もの個体が、駅の屋上を越えてこの木を目指してきます。このロータリーには合わせて8本の木が植えられているのですが、高さが5mにも満たないそれほど大きくない一本の榊の木にだけセキレイが集住するのか、とても不思議です。

作り方

<ごぼうと牛肉のしぐれ煮>

  • ごぼうは洗ってささがきにする
  • しょうがは千切にする
  • 鍋に牛肉と調味料を入れて良くかき混ぜる
  • ごぼうを入れて中火で加熱し、ごぼうがしんなりしたら山椒の実を入れてかき混ぜて火を止める
  • <叩きごぼうのゴマ酢醤油漬け>

  • ごぼうは洗って鍋に入る長さに切り、水を被るくらい入れ、沸騰したら5分ほど煮る
  • 熱いうちにまな板の上で、すりこぎ棒で軽く叩き、すこし潰れて状態にし、3cmくらいの長さに切りそろえる
  • すべての調味料を混ぜて、ごぼうを入れて20分くらい味をなじませる