七十二候の昼餉
赤こごみのゴマ味噌和え
所要時間:30分
- 材料
- 赤こごみ(200g)
いりごま(大さじ3)
*調味料*
味噌(大さじ3)砂糖(大さじ1)みりん(大さじ1)
この侯について
第十六候(穀雨初候)4月20日~4月24日
葭始生(あし はじめてしょうず)
旬の食材:赤こごみ
この候は二十四節季の「穀雨」の初候です。節気名の「穀雨」は中国では秋に撒いた麦を育てる雨、という意味でしたが、日本では発芽した稲の苗を育てる雨、として大切にされてきました。葭=葦(あし)はその昔日本の別名(豊葦原の国)になるほど、あたり一面に生え誇っていました。それだけ湿地帯が多かったということですね。我が国では古くからすだれ、紙、楽器、屋根等使われ親しまれてきました。葭もまた、この春に芽吹き、秋には背を高く伸ばした後に枯れていきます。
ヒラキのコメント
山形庄内ではこごみと言えば赤こごみです。でも悲しいかな赤こごみは群生せず、一本ずつ生えるので、たくさん量をとることができません。一方緑のこごみ(クサソテツ)は群生しますし、栽培もできます。今ではこごみと言えば緑のこごみを指すようになってしまいました。
作り方
<赤こごみのゴマ味噌和え>
- こごみはさっと水洗いして切り口の汚れを切り落とし、食べやすい長さに切る
- いりごまをすり鉢で摺り、味噌と砂糖とみりんを加えて練る
- 湯を沸かし、こごみを入れて3分ほど茹でて水で冷ます
- 水をよく切ってゴマ味噌に和える