七十二候の昼餉
新玉ねぎの和風ポトフ
所要時間:30分
- 材料
- 新タマネギ
だし昆布
干しエビ
*調味料*
塩、こしょう
この侯について
第十四候(清明次候)4月9日~4月13日
鴻雁北(がん きたへかえる)
旬の食材:新タマネギ
鴻(おおとり)も雁(かり)も渡りをする水辺の大きな鳥のことを指します。ガンやカモの仲間の総称ですね。日本で越冬するこれらの水鳥は、3月から5月初旬にかけて、繁殖地シベリアへ帰っていきます。七十二節季のうち3月から4月にかけては、鶏、スズメ、ヒバリ、ツバメ、ガンと鳥が次々と登場します。渡り、番い、巣作りと鳥の活動が季節を特徴づける時節です。鴻雁が北へ帰り始める頃の北国の曇り空を鳥曇(とりぐもり)、彼らが飛び立つ前に集団で羽ばたく音が風の鳴るように聞こえ、鳥風と呼ぶそうです。
ヒラキのコメント
この時期に山形へお米の取材に行くと、まだ雪の残る田んぼやため池に、たくさんの雁やら鴨やら白鳥やらが、泥だらけになって栄養補給をしています。日本海を越えてシベリアへ渡る前の準備ですね。彼らが飛び立つと農家は稲の苗代づくりを始めます。もう空高いところではヒバリが鳴きかわしています。
作り方
<ホタルイカの醤漬け>
- 鍋でだし昆布を1時間ほど水に浸す
- 新タマネギは半分に切り(大きいものは四分のⅠ)鍋に投入し、さらに干しエビを加え、水を追加して、ひたひたの状態にする
- 塩少々加え、30分ほど中火で煮る
- タマネギが柔らかくなったら、こしょうを振って味を調える