七十二候の昼餉
トマトとバジルのソースで簡単に鶏肉を彩る
所要時間:10分
- 材料
- トマト
タマネギ
バジル
レモン汁
塩
オリーブオイル
この侯について
第四十一候(処暑次候)8月28日~9月1日
天地始粛(てんち はじめてさむし)
旬の食材:トマト・バジル
“ようやく暑さが収まり始める頃。夏の気が落ち着き、万物があらたまる時期”(白井明大『日本の七十二候を楽しむ』より)。しかし日本ではこの候は二百十日と重なります。節分から数えて二百十日には大風(台風)がやってくる、というのが江戸の防災意識でした。そして九月一日は96年前に関東大震災が発生した日でもあります。天地動乱に備えるそんな季節の変わり目です。
ヒラキのコメント
子ども時代のヒラキにとって、1年で最も忙しい候でした。そう夏休みの宿題の追い込みだったからです。いかにして絵日記の辻褄を合わせ、やってもいないラジオ体操を一日置きくらいでやったことにし、まだ絵具の乾いていない水彩画や糊が固まっていない工作をカバンに入れるか、知恵を巡らせていました。
夏は爽やかな酸味が食欲をそそりますね。簡単に作れて1週間ほど保存できる「手作りドレッシングソース」があれば、野菜でもお肉でもお魚でも、ちょっとしたご馳走に仕上げることができます。教えてくれたのは西村千恵さん。逗子に住んで畑を耕し、自分の手で作った野菜を加工してビン詰めの野菜ソースを作られています。
作り方
<トマトとバジルのソース>
- トマトは1cm角に切る
- タマネギ、バジルはみじん切りにする
- すべての材料を合わせて混ぜる
- 冷蔵庫で1週間ほど保存可能
(参考図書:『畑から生まれた野菜のいちばんおいしいレシピ』(西村千恵 家の光協会2020年)