七十二候の昼餉
クセがないタラの芽の天ぷら
所要時間:20分
- 材料
- タラの芽
天ぷら油(サラダ油5+ゴマ油1)
衣(冷水カップ1、小麦粉カップ1、卵1個)
この侯について
第十二候(春分末候)3月30日~4月3日
雷乃声発(かみなり こえをはっす)
旬の食材:タラの芽
「春雷」という言葉ご存知ですか。雷は夏に多いのですが、春先も大気の状態が不安定になって雷が鳴ることがあります。まだ夏のように入道雲が湧きたつように育つことはないので、鳴っても一度か二度のささやかな雷鳴です。
ヒラキのコメント
その昔、昆虫採集で奥多摩に行ったときに、林道のわきにとげとげのタラの木がまとまって生えているところに出くわしました。私と弟は昆虫採集そっちのけでタラの芽摘みに昂じ、ずいぶんたくさん持ち帰りました。母親には大層褒められ、その日の夕飯では天ぷらをたっぷり作ってもらいました。
作り方
<タラの芽の天ぷら>
- タラの芽は袴の部分を剥いでおく
- 天ぷら油は170度くらいに熱する
- 直前に溶いた衣種にタラの芽をくぐらせ、揚げ油に落として、1分ほどで揚げる
- 塩に抹茶を少々まぜて附け塩にして食べる