前に戻る

七十二候の昼餉

菜の花のちらし寿司

菜の花のちらし寿司

菜の花

所要時間:30分

材料
酢飯
菜の花
甘酢レンコン
ゆで海老
錦糸卵
煮あなご
かんぴょう
ツブ貝(煮貝)
いくら
焼きのり

この侯について

第五候(雨水次候)2月24日~2月28日

霞始靆(かすみ はじめてたなびく)

旬の食材:菜の花

 

春霞がたなびき始める時期。晴れた朝それまではくっきりと見えていた遠くの山々のスカイラインが、上から水を含んだ刷毛でなぞった水彩画ように、ぼんやりするようになります。乾いた空気に微かに湿り気を帯びていき、その分温かく感じます。  “気象学では視程1km以下のものを「霧」、それより薄いものが「霞」。「たちのぼる」は霧に使いますが霞には使わず「たなびく」はその逆です。(『日本の七十二候を楽しむ』東邦出版)

 

菜の花ちらし寿司

春霞と言えば、菜の花(唱歌『朧月夜』)です。さっと湯通しした菜の花をちらし寿司に混ぜ込むと、彩のアクセントが効いて春の気分になります。口に入れると酢飯の甘酸っぱさと菜の花のほろ苦さが柔らかなハーモニーを奏でます。

ヒラキのコメント

「靆」という字、読めませんでした。漢和辞典には載っていなかったので、和製漢字のようです。「たなびく」を国語辞典で引くと「棚引く」とあります。“横に長く引いた形で空中に漂う”という意味だそうです。春霞のたなびく様は、「棚引く」ではイメージが湧かないし「靆」ではあのぼんやり感がありません。ひらがなで「たなびく」がヒラキ的にはしっくりきますね。

作り方

<甘酢レンコン>

  • レンコン(50g)は薄く皮を剥き、半分に割って小口から薄切りし、酢水に30分漬ける
  • 昆布(10cm)を水(カップ2)に1時間漬けて水出汁にする
  • 水出汁にレンコンを入れて火にかけ、沸騰したら砂糖(大さじ1)、酢(大さじ2)塩(小さじ0.5)を入れ、弱火にして水分がほとんどなくなるまでゆっくり煮含める
  • あとはお好みで具材を切り、ちらしていただければ菜の花ちらし寿司の完成です。