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七十二候の昼餉

夏の定番ゴーヤチャンプルー

夏の定番ゴーヤチャンプルー

ゴーヤ

所要時間:30分

材料
ゴーヤ(1本)
豚肩ロース薄切り(150g)
木綿豆腐(1丁)、
卵(2個)
削り節(少々)
*調味料*
サラダ油、塩、こしょう、醤油(大さじ1)

この侯について

第三十二候(小暑次候)7月12日~7月17日

蓮始開(はす はじめてひらく)

旬の食材:ゴーヤ

 

蓮は食用(レンコン)と観賞用(仏花)とで品種が違います。食用(レンコン)畑では白い花が咲き、観賞用(仏花)の畑ではピンクの花が咲きます。でも花の時期は同じく7月中旬から8月上旬、早朝のまだ日が昇る前にひっそりと花びらを開きます。仏花の刈り入れはお盆前に一斉に行われます。小さな船の上から花を傷つけないように、丁寧に摘んでいきます。

ヒラキのコメント

2500年前の縄文時代の土器の中から回収された蓮の種が、長い時を経て見事に発芽した(大賀ハス)ことは良く知られていますね。今日本各地にその蓮の子孫が株分けされて育てられています。この大賀ハスはキレイなピンク色ですが、もちろん観賞用ではなく食用に育てられていました。この大賀ハスは地下茎ではなく、実を食べていたのですね。今でも中国ではハスの実は健康維持食材として販売されています。2500年も(腐敗もせず)休眠できるのですから、その生命力は驚くべきものです。

これまでいろいろなレシピで作ってきて、最終的には土井善晴さんの、各具材を別々に炒めて最後に合わせる作り方が、一番しっくりきました。豆腐の水の抜き方に悩んだ時期もありましたが、今では先に小口に切ってキッチンペーパーにくるみ、電子レンジで蒸散させる方法に落ち着きました。沖縄では肉にSPAM(缶詰ソーセージ)やハムを使ったものを食べたけど、やっぱり豚肩ロースが一番おいしいです。

作り方

<ゴーヤチャンプルー>

  • ゴーヤは半分に切ってわたをこそげ取り、小口で薄切りする。塩でもみ、20分ほどおく
  • 半分に切り木綿豆腐は1丁を36個に切り分け、全体をキッチンペーパーで3重に包み水分を抜く。さらにもう一度キッチンペーパーを取り換えて覆い、電子レンジで1分加熱する
  • 豚肉は一口大に切り、軽く塩コショウをふり、10分ほどおく
  • フライパンにサラダ油をひき、豆腐を並べて上下に焼き色をつけて取り出す
  • サラダ油を加え、ゴーヤを炒め、しんなりしたら取り出す
  • さらにサラダ油少々を加えて豚肉を炒め、色が変わったら豆腐とゴーヤを加えて醤油回し入れる
  • 卵を溶いて加え、火が通ったらかつお節をふりかけて出来上がり