七十二候の昼餉
ご飯と相性抜群ホタルイカの醤漬け
所要時間:15分(浸かるまで2日)
- 材料
- ホタルイカ(冷凍処理を行ったことが明記されているもの)
醤油麹
この侯について
第十三候(清明初候)4月4日~4月8日
玄鳥至(つばめ きたる)
旬の食材:ホタルイカ
玄鳥とは、黒い鳥という意味です(玄米も同じ意味ですね)。ツバメは人間の家屋の軒先など、周りから目立つところに巣を作ります。これはカラスやヘビなど天敵から身を守るための行動だと言われています。私が通勤に使う東久留米駅では毎年駅構内の天井隅で巣作りしていたのですが、今年残念ながらいつもの場所には巣作りしないようです。ただ駅前の街路樹のあたりを、虫を探して飛び回っている姿は見えますから、どこか近くにもっと良い住まい場所を見つけたのかもしれませんね。
ヒラキのコメント
富山湾で春に産卵のため浅瀬に上ってくるホタルイカは、ヒラキの大好きな春の食材です。人間に感染する寄生虫がいるので、一時期生食が禁止されていましたが、冷凍処理をすると寄生虫を殺すことができることが確認され、再び生のホタルイカが販売されるようになったのは欣快の至りです。ホタルイカの生息する富山湾は、立山連峰の伏流水が深海から滲み出す独特の海水環境を持っていて、それがホタルイカや白エビ、ゲンゲなど他では見られない海の恵みをもたらしています。
作り方
<ホタルイカの醤漬け>
- ホタルイカを水洗いし、塩を少し振って30分ほど置く
- 醤油麹を混ぜ、冷蔵庫で2日ほど寝かせる