七十二候の昼餉
早春のわかさぎの唐揚げ
所要時間:40分
- 材料
- わかさぎ
牛乳(下漬け用)
小麦粉
*調味料*
塩、こしょう
この侯の名前
第三候(立春末候)2月14日~2月18日
魚氷上(うお こおりをいずる)
旬の食材:わかさぎ
温かさを感じ始めた川の魚が動き始め、氷の下から飛び出すような時期(『にっぽんの七十二候』枻出版社)。
わかさぎは年中食べられるのですが、脂が乗って美味しくなるのは早春です。正に氷を出る魚に相応しいですね。揚げる前に20分ほど牛乳に漬けておくと、臭みが取れて美味しくなります。
ヒラキのコメント
どこで食べたか、もう記憶が定かではないのですが、小学校低学年の時、春先の休日に家族で陽だまりハイキングに出かけ、お昼に入った食堂で食べたわかさぎの唐揚げが美味しかったことを覚えています。その頃は好き嫌いが多く、魚はほとんど苦手だったのですが、そのわかさぎは目から鱗の味わいでした。おそらく1960年代後半はまだまだ冷蔵保存技術も十分でなく、家庭で新鮮な魚を食べることが難しかったのでしょう。だから獲れたてのわかさぎを食べることで魚の美味しさに開眼したのだと思います。
作り方
<わかさぎの唐揚げ>
- わかさぎを水洗いして塩を軽く振り、10分ほどおいて水分を出し、キッチンペーパーでふき取る
- バットに張った牛乳に漬けて20分ほどおく
- わかさぎの牛乳を再びふき取って、塩コショウを軽く振り、小麦粉をまぶす
- 揚げ油を170度くらいにして、カラッと揚げる