七十二候の昼餉
旬の味をいただくフキの染煮
所要時間:20分
- 材料
- フキ
合わせ出し汁
砂糖
みりん
醤油
(詳しく分量をお知りになりたい方は、弊社までお問い合わせください。)
この侯の名前
第七十候(大寒初候)1月20日~1月24日
款冬華(ふきのとうはな さく)
旬の食材:フキ
春一番の花フキノトウ(蕗の花のガク)が顔を出し始めるころ、という候名ですが、東日本ではまだまだ先の事という感じですね(でも今年は早まるかも)。20世紀以前は今より冬は寒かったから、1月の大寒でフキノトウが顔御出していたとは思えません。おそらく「この大寒を越えればもうすぐ春だ。きっとフキノトウも顔を出す準備をしているだろう」という願望を候名にした気がします。
ヒラキのコメント
お地蔵様の縁日は、毎月二十四日です。1年の最初の縁日1月24日は「初地蔵」として地蔵参りに訪れる人が増えます。私どもの会社のある東京巣鴨でも、とげぬき地蔵の門前商店街は出店が並び、押すな押すなの大混雑でした。
作り方
- フキは鍋に入る大きさに切りそろえ、一度まな板の上で塩で擦ったうえで、たっぷりのお湯で2分ほど湯がいてから水に取る
- フキの皮を剥き、4cmくらいに切り揃えて鍋に入れる
- 昆布の水出汁(水100ccにコンブ5cmを入れて1時間)と削り節の出汁(水100ccを熱し、沸騰前に花ガツオ20gを入れて弱火にして2分)を合わせ、フキが被るくらいまで入れる
- 鍋を火にかけ、沸騰前に弱火にして砂糖・ミリンを加えて5分ほど煮る
- 醤油を加えてさらに煮て、水分が3分の1くらいになったら止めて冷ます